出会い系・サクラ被害 弁護士会が電話相談



県弁護士会は24日、高額の金をだまし取られる悪質な出会い系サイトやサクラサイトの被害が相次いでいることから、無料の電話相談会を開く。県内では、80歳代の男性が約1600万円をだまし取られる被害も確認されており、同会は「泣き寝入りせず、この機会を利用してほしい」と呼びかけている。
「サクラサイト被害・二次被害撲滅全国一斉110番」と題した試み。弁護士10人が相談を聞いた上で、法的な観点から助言する。

異性になりすました「サクラ」に、言葉巧みに登録料を支払わされたり、有料サービスに加入させられたりする被害を受けた人が対象。被害を受けた人が、探偵や行政書士など、本来はサイトの解約交渉を行えない相手に高額な費用を支払った、二次被害とも言えるケースも対象となる。

同会によると、2014年秋~15年春、静岡市内の80歳代男性が、パソコンに届いたメールをきっかけに、末期がんの女性を救うためにメッセージを送れば、高額の医療費を受け取れると言葉巧みにだまされる被害が発生。数十回にわたり、電子マネーやクレジットカードで、計約1600万円を支払ってしまったという。

県弁護士会で消費者問題委員長を務める鶴岡寿治弁護士は「急いで送金を求めるなど、少しでも不審に思えば詐欺を疑ってほしい」と話している。相談会の専用電話(054・251・0681)は、午前10時から午後6時まで。

2016年08月23日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

≪引用元:読売新聞≫
http://www.yomiuri.co.jp/local/shizuoka/news/20160822-OYTNT50273.html





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