13年度北九州消費生活センター 相談総数は1万4080件 ネット絡み最多 [福岡県]



 北九州市立消費生活センター(戸畑区汐井町)は、2013年度に市民から寄せられた相談の概要をまとめた。相談総数は1万4080件で、前年度から1728件増加。60歳以上からの相談が全体の44・2%を占め、増加傾向が続いた。分野別では、インターネットが絡んだ詐欺被害などの相談が最多で、健康食品に関する架空請求などの相談が急増している。

 最も相談が多かったのは、インターネットのアダルトサイトや出会い系サイトに関する不当請求など「デジタルコンテンツ」で1702件。年代別では70代以上を除くすべての世代で最多だった。株や外貨をめぐる架空請求など「商品一般」(878件)、「消費者金融・カードローン」(633件)と続いた。

 増加が目立ったのが健康食品の相談で、前年度比1・8倍の612件。「注文した覚えのない健康食品が届き、代金を請求された」「突然、『以前注文していた健康食品を送る』という電話があった。何度も断ったが聞いてもらえない」などの相談が大半だった。

 ほかにも、「リフォーム業者から高額な工事費用を請求された」など「工事・建築」の相談が前年度比1・6倍の422件、「市や国税庁の職員を名乗る相手から個人情報を聞き出された」など「他の行政サービス」の相談が同2・2倍の177件だった。

 同センターの担当者は「高齢者の高い健康志向を狙った詐欺が増えている。不安を感じた時はためらわずに相談して」と注意を呼びかける。

 同センターでは平日と土曜の午前8時半~午後4時45分(第3土曜日は午後1時まで)、職員が窓口や電話で無料相談に応じている。同センター=093(871)0428。

=2014/07/21付 西日本新聞朝刊=

≪引用元:西日本新聞≫
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_kitakyushu_keichiku/article/102673





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