迷惑メールを送らないよう求めた総務省の措置命令に従わず出会い系サイトの宣伝メールを送り続けたとして、警視庁サイバー犯罪対策課は5日までに、出会い系サイト運営会社「SANS」(東京・渋谷)の社長、町田俊樹容疑者(25)を特定電子メール法違反(措置命令違反)の疑いで逮捕した。同課によると、措置命令違反による摘発は全国初。
逮捕容疑は、あらかじめ同意した者以外に出会い系サイトの宣伝メールを送ったとして総務省から措置命令を受けたのに、宣伝メールを送り続けた疑い。
サイバー犯罪対策課によると、町田容疑者は2012年2月から14年7月までの間、1日当たり266万通の宣伝メールを送信。出会い系サイトに誘導し、約2億円を売り上げていた。同課はメールアドレスの入手経路を調べている。
宣伝メールの受信者が13年10月、総務省に通報。同省は14年2月、町田容疑者に措置命令を出したが従わなかったため、6月に警視庁に相談していた。
≪引用元:日本経済新聞≫
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG05H02_V00C14A9CC0000/