決済代行業者介在、返金交渉は困難



Q スマートフォンで無料の出会い系サイトに登録したらその後、話し相手になって悩みを聞いてくれたら謝礼するとのメールが届いた。メールのやり取りにはポイント購入が必要だが、相手があとで払ってくれると言うので次々とポイントを購入してしまった。(20代・男性)

Q 突然、マネジャーを名乗る人物から芸能人の話し相手になってほしいというメールが届いた。メールのやり取りのためのポイント料は直接会ったときに渡すと言われ、カード決済でポイント購入し、やり取りを続けた。(40代・女性)

A 出会い系サイトに関するさまざまなトラブルが発生しています。無料のサイトに登録したことをきっかけに次々と不審なメールが送られてくることがあります。返信すると出会い系サイト等に誘導されます。

相手とは直接メールアドレスを交換するのではなく、業者のサイトを通じてアクセスすることになります。最初は無料と記載されていますがメールを送ったり、相手からのメールを開いたりするたびにポイント購入名目で支払いを求められます。相手とのやり取りに夢中なって気が付くと高額のポイント料になっていることがあります。メール交換をやめると報酬がもらえなくなる、相手と会えなくなると思い、続けざるを得ない状況に追い込まれるようです。

メールの相手はサイト業者に雇われた架空の人物(いわゆるサクラ)の可能性があり、巧妙な手口でだましてきます。サクラであることを立証することや、支払ったお金を取り戻すことは難しくなります。

クレジット会社とサイト業者の間には加盟店契約がなく、その間に決済代行業者が介在している場合が多く、交渉が困難です。電子マネーやコンビニ決済を指定してくるケースもあります。

話すだけで多額の報酬がもらえたり、芸能人と会えたりすることはありません。おいしい話はあやしいと疑い、相手にしないことが大切です。(淡路消費生活センター 0799・23・0993)

≪引用元:毎日新聞≫
http://mainichi.jp/articles/20161110/ddl/k28/070/482000c





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